飯能市立美杉台中学校でのリアルLIVEはライブ30分間、レッスン1時間で構成されました。(私にとっては約5か月ぶりのライブでした。)まずは、会場設営から。いつもと違うところと言えば、やはり『飛沫防止シート』です。田中のリアルLIVEは新型コロナウイルス感染防止対策もばっちりです!
リポート尾方優佳
日時:2020年8月22日土曜日9時30分〜11時 場所:飯能市立美杉台中学校
演奏:田中正敏 尾方優佳 対象:中学生21名 教員2名
まずはライブです。クラリネットのためのデュオ(A.Stadler)、星空フライト、Divertiment(W.A.Mozart)など例によって様々なジャンルの作品を演奏しました。Divertimentでは、クラリネットの2年生二人とのコラボレーションが実現しました!演奏後は、緊張したけど楽しかったと笑顔で話していました。ライブでは、生徒の素直な反応がとても嬉しかったです。「おぉ~」という声や「すごーい!」という感想が聞こえてきて、みんなが肩の力を抜いて楽しんでいるなあという印象を受けました。演奏者の求めていた良い空気感になっていたのではないかと思います。
レッスン
レッスンは環境教育から始まりました。SDGsやFSCとの交流、環境への教養がある田中先生ならではのレッスンだと思います。クラリネットの木についての説明もあり、生徒の興味を引き付けていました。実際の奏法については、田中先生自作のテキストを用いて説明されました。いくつかの項目に分かれていましたが、どの項目においても「自分の頭を使ってクラリネットと向き合ってほしい」というメッセージが込められているように感じました。アタックやアンブシュアなどは教えてもらったものをただそのまま実行するのではなく、どうしてそれがいいのか、求める音を出すための試行錯誤が重要だと語っていました。私自身も大変勉強になる内容でした。